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「祈り」についてどう考えられるであろうか? |
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切羽詰まった状況に置かれて初めて「祈る」という経験をする人もいれば、毎日のように |
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神棚や仏壇に手を合わせる人もおられる。日曜礼拝に通う人もいれば、メッカに向かって |
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祈る人もおられる。 |
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一昨年から続くコロナ禍の中、写真家として何ができるかを考えた。長い時間をかけ、 |
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日本の文化や祭りを撮り続けてきたが、それは長い歴史の中で民が作り上げた |
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「祈りのかたち」である。 |
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苦難を遠ざけ幸せに生きるための「祈り」を撮影し続けてきた、と言っても |
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過言では無いだろう。 |
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今まさに民は苦しんでいる。 |
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見に見えない疫病に立ち向かう人もいれば、恐怖に身動きが取れない人もいる。 |
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私も苦しい。しかしみな思いは同じだ。 |
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そして私にできることは「祈る」事だけなのだ。 |
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長年撮影してきた「いのりのかたち」を、今、ご覧いただけないのは残念であるが、 |
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私の「作品展示」を封印しコロナ終息を「祈るかたち」とする。 |
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近い将来。コロナ禍終息の暁にはこれを開封し、祝う展示をし、心置きなく集いたい。 |
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これも「いのりのかたち」である。 |
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それまで、皆様もどうか、ご自愛頂きたい。 |
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写真家 生田 浩 |
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神事に纏わる写真を撮り続けてきた写真家生田浩が、コロナ禍の今、できることは何かを |
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考え、祈りのかたちとして敢えて”作品を展示し、かつ封印”をしました。 |
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コロナ終息を祈願しての”願掛け”でもあり、祈りが通じ終息を迎えた後には開封し |
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改めてご案内致します。 |
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