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疫病終息祈願写真展 「いのりのかたち」生田 浩  2021/05/11~18
 
「祈り」についてどう考えられるであろうか? 
   切羽詰まった状況に置かれて初めて「祈る」という経験をする人もいれば、毎日のように  
   神棚や仏壇に手を合わせる人もおられる。日曜礼拝に通う人もいれば、メッカに向かって  
   祈る人もおられる。   
   一昨年から続くコロナ禍の中、写真家として何ができるかを考えた。長い時間をかけ、  
   日本の文化や祭りを撮り続けてきたが、それは長い歴史の中で民が作り上げた  
  「祈りのかたち」である。  
  苦難を遠ざけ幸せに生きるための「祈り」を撮影し続けてきた、と言っても   
   過言では無いだろう。  
   今まさに民は苦しんでいる。   
   見に見えない疫病に立ち向かう人もいれば、恐怖に身動きが取れない人もいる。   
   私も苦しい。しかしみな思いは同じだ。  
   そして私にできることは「祈る」事だけなのだ。  
   長年撮影してきた「いのりのかたち」を、今、ご覧いただけないのは残念であるが、   
   私の「作品展示」を封印しコロナ終息を「祈るかたち」とする。  
   近い将来。コロナ禍終息の暁にはこれを開封し、祝う展示をし、心置きなく集いたい。  
   これも「いのりのかたち」である。  
   それまで、皆様もどうか、ご自愛頂きたい。   
                                  写真家 生田 浩   
     
     
     
   神事に纏わる写真を撮り続けてきた写真家生田浩が、コロナ禍の今、できることは何かを  
   考え、祈りのかたちとして敢えて”作品を展示し、かつ封印”をしました。  
   コロナ終息を祈願しての”願掛け”でもあり、祈りが通じ終息を迎えた後には開封し  
    改めてご案内致します。